
- 稲見 佳大

稲見 佳大(いなみ よしひろ)
- 1997年 新潟大学卒業
- いなみ矯正歯科医院在籍
ガイドラインアンケート調査
以下の設問にお答えください。
質問に回答ができない場合には、無回答にチェックしてください。
なお以下文章中の「抜歯」は基本的に小臼歯抜歯を意味します。(先天欠如歯が存在するため前歯を抜歯した場合や、片顎の小臼歯抜歯も含みます。)
また「非抜歯」は小臼歯非抜歯を意味します。第二、あるいは第三大臼歯のみを抜歯した場合は非抜歯としてください。
第1回:抜歯 非抜歯に関するアンケート
全ての患者さんに非抜歯で矯正治療が可能ですか?
回答:いいえ
【回答に対するコメント】
患者さん(あなた)にとって、どちらの方法に、よりメリットとデメリット(利益と損失)があるのかを比較する事が大切です。
矯正治療は、健康と美しさのために行うものです。歯がキレイに並ぶことも重要ですが、良い咬み合わせ、健康な歯肉、調和のとれたお顔など、全体的なバランスを考えることも不可欠です。
例えば、歯を抜かないで治療する事に固執するあまり、歯は並んでも、歯ぐきが下がってしまったとか、出っ歯になってしまった、では意味がありません。逆に、歯がでこぼこに並んでいたり、かみ合わせが逆(受け口)な患者さんでも、歯を抜かないで治療した方がメリットが多い場合もあります。
抜歯が必要か否かは、技術の問題ではなく、それぞれの患者さん(あなた)の体のバランスで決まるものです。日本人の場合、矯正治療に伴い抜歯が必要な方が多くなるのは人種の特徴上、必然です。全ての患者さんに非抜歯で対応するとなれば、バランスを崩した結果になる事は避けられず、医療行為ではなくなってしまいます。
1で「いいえ」とお答えになった先生にお聞きします。
将来矯正学が発展、進歩したとしたら、すべての患者さんに非抜歯治療が可能になると可能性はありますか?
回答:いいえ
【回答に対するコメント】
現状では全ての患者さんに非抜歯での治療が可能になる事はありえません。抜歯が必要か否かは矯正学の問題ではなく、生体そのもののバランスによるものだからです(前の質問の答えもご参照下さい)。
永久歯列期の患者さんに対する矯正治療開始にあたり、抜歯が必要と診断した患者さんの割合(2010年)はどのくらいですか?
回答:90%以上
【回答に対するコメント】
治療方針決定の際には、患者さんの状態を総合的に判断し、まずは非抜歯で良好な結果が得られないか徹底的に追求しています。恣意的な判断がなければこのような結果になる事は妥当です。