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失敗しないためのヒント:医院ホームページの見方

医院ホームページの見方:医院ホームページの情報を見分ける

インターネットで検索すると、さまざまな矯正歯科医院のホームページが見つかりますが、ホームページにはその矯正歯科医院の“良いこと”しか書いていないのがほとんどだと思います。「最新」「最先端」「絶対に●●しません」という耳触りの良い言葉を信じてしまいがちになりますが、本当に必要な情報は見落としてしまいがちです。
ここでは、歯科医院のホームページを見る際にチェックすると良いポイントを、「おすすめ矯正歯科医院」「要注意の矯正歯科医院」に分けてご紹介します。

おすすめ矯正歯科医院

ホームページ上に掲載されていればされているほど良い情報です。もしホームページ上に記載がなければ、カウンセリングの際に質問してみると良いでしょう。

「矯正歯科」のみを標榜している

歯科矯正治療を専門で行っている歯科医院です。虫歯の治療など他の歯科治療も平行して行っている先生よりも矯正臨床経験が豊富で、予期せぬ事態にも速やかに対応してもらえます。
一般歯科で矯正歯科も行っているところでは大学や他院からアルバイトの先生が来て矯正治療を行っている場合があります。診療日に制約があり、治療の責任の所在が曖昧になりやすい環境です。矯正担当の先生が常勤しているかどうかを確認すると良いでしょう。

矯正歯科の標榜

矯正治療症例がたくさん掲載してある

治療症例の多さは、治療経験の多さです。さまざまな不正咬合をたくさん“治して”いる先生の治療を受けることが患者さんにとっての安心につながります。 ただし、それが本当に院長の治療した治療例かどうかはわからないので、確かめるには直接見せてもらうしかありません。カウンセリングの際に直接聞いてみてはいかがでしょうか。 治療の質の善し悪しは、“症例の見方”を参考にしてください。

治療前・治療後の違いがわかるように写真が掲載してある

正面から撮った写真だけでは、治療による歯並びの変化がわかりにくく、前歯はきれいに並んでいるけれど奥歯は実は・・・と言うこともあり得ます。 お口の中の写真が「治療前」と「治療後」でさまざまな角度から比較できるように掲載してあると、治療による変化がわかりやすく、参考にしやすいです。 治療の質の善し悪しは、“症例の見方”を参考にしてください。

矯正治療例の掲載

お顔、特に口元の写真が掲載してある

矯正治療例の口元
歯がきれいに並ぶだけではなく、口元も美しくならなければ矯正治療を受ける意味がありません。場合によっては矯正治療によって口元が突出してしまうこともあります。歯がきれいに並んでいても、横から見ると口元が突出していたのでは“治った”とは言えません。
口元の写真として「鼻から下顎までの横顔」が、「治療前」と「治療後」での違いをわかりやすく掲載してあるかどうかというのは、大切なポイントです。

院長あるいは矯正に従事している歯科医師の経歴が掲載してある

矯正の専門的な教育を受けている歯科医師かどうかがわかります。大学卒業後に、大学あるいは矯正専門医院で矯正臨床を5年以上在籍して勉強しているかどうかを、経歴で確認してみましょう。

「矯正専門医」として認定を受けていることを掲載してある

「認定医」ではありません。矯正の臨床経験と能力を評価された「専門医」であることが大切です。矯正歯科を単科標榜し、専門的に治療を行っているから「矯正専門医」と自称している歯科医師も多く見受けられます。Peer revier(同僚評価、いわゆる認定)を受けている先生は、受けていない先生に比較し治療に対してまじめである傾向が高いです。どの団体によって認定されたかを明記しているかどうかも確認してください。

矯正治療前にきちんと検査を行う

横顔や正面顔のレントゲン、顔や口の写真、歯型模型などの検査を行っていること。
お口の中を外からちょっと拝見しただけでは正しい診断をすることはできません。適切な矯正治療計画を立てるためには、治療前の検査をしっかりと行うことが必要です。

矯正治療前の検査

要注意の矯正歯科医院

みてもいないのに、絶対、歯を抜かないとうたっている

抜歯が必要かどうかは、実際に患者さんの歯や顎の状態を確認しなければ診断できません。実際に患者さんのお口の状態を拝見する前に非抜歯治療を請合うようなことを言ったり書いたりしている場合は、注意が必要です。

マウスピースだけで治るとうたっている

マウスピース矯正ではできない歯の動きがあります。そのため、補助的にワイヤー矯正を必要とする場合もあります。マウスピースを装着していると歯と歯は咬みません。このためかみ合わせが安定していない症例ではうまく治療ができません。このように直りますというコンピュータの画面はあくまでシュミレーションです。画面上ではどのような治し方でも可能ですが、実際の患者さんに適応できるシュミレーションを作るには豊富な臨床経験が必要です。詳しく話を聞き、セカンドオピニオンも取った上で判断されることをおすすめします。

見えない矯正を売りにしている

裏側矯正裏側矯正は本当に熟練している先生と充分に相談をしてから行うのであれば問題ありませんが、一般的な矯正(表側からのワイヤー矯正)よりも治療期間が長くなったり、症例によっては良い結果を得にくい治療法です。裏側矯正ばかりすすめて来るようなら、注意してください。

短期間で治療できるとうたっている

歯槽骨に切れ目を入れるコルチコトミーという手術を併用する治療であることが多いです。患者さんの歯や歯周組織への負担が大きくリスクが高いのですが、治療期間を短縮できるとうたえるだけのエビデンス(この治療法がよいといえる証拠)が現在までのところ確立していません。

きちんとした資料を作成せずに、治療をはじめる

正しい診断、適切な治療を行うためには、治療前の検査(資料採取)を充分に行う必要があります。一般的な歯科レントゲン(パノラマレントゲン)だけでは歯をどのように動かすべきかという適切な治療計画は立てられません。

一般歯科、審美歯科、インプラント、歯周病治療など、たくさんの診療科を掲げている

歯の治療を何でもやってくれる歯科医院だと便利なように思われますが、矯正治療だけを行っている先生と比べて矯正臨床経験が少ないということが考えられます。矯正治療を担当する専門の先生が常勤し、緊急時にもすぐ対応してくれるのであれば良いですが、月に1回~数回しか矯正の診療日がないようであれば、矯正専門の歯科医院を探されることをおすすめします。

年齢が早ければ早いほどよいと書いてある

人によって治療の開始時期は違います。永久歯が生え揃うまで治療を待った方が良いケースもあります。早ければいいという先生は、治療を早く開始したいだけかもしれません。

子供の矯正治療時期

いろんな装置名や治療方法がやたらと多く掲載されている

現在主流の歯を動かす装置は、エッジワイズ装置です。ワイヤーと金具で歯を動かします。毎年新しい装置が出てきますが基本は変わっていません。エッジワイズ装置は昔からあるので治療法がしっかりと確立されており、素材以外の点では改良の余地は少ないと思います。
しかし、材料を作る会社は患者さんに選んでいただくまえに歯科医師に選んでもらわなくてはいけません。その為、新製品をとても良いもののように宣伝します。「最先端の装置で治療期間を短縮」「従来のものより痛みが少ない」というのは、材料を作る会社の宣伝文句そのままであるかもしれません。

例えば近年、マウスピース型の矯正装置が好んで使用される様になりました。歯の表面にブラケットを取り付けなくて良いため「見えない矯正」として宣伝を行い、マウスピース矯正を希望される患者さんも増えておりますが、新しい装置ですので、治療法のスタンダードが確立しているわけではありません。今現在、確立中だと思っていただいて結構です。(治療できる症例が非常に限定され、患者さんが希望されても適用できないケースがあります。)

多くの装置や治療法を積極的に取り入れている矯正歯科は、確立していない装置や治療法で患者さんの治療を行っている可能性もあります。ですから、よくご相談の上で選択して頂きたいと思います。

「最新の〜」がやたらと多い

最新の装置は技術が確立しておらず、理論的には優れているけれど臨床に用いるにはまだまだ試行錯誤が必要なものが多々あります。欧米では評価されていても、日本人の歯や骨格に適しているかどうかの検証が不十分であるケースもあります。また、先生もその新しい装置での“治療経験が浅い”と言う可能性があります。
最新の装置や技術と言うのは良いもののように思われがちですが、治療を行う先生がその装置や技術に精通しているとは限りません。よくご相談の上選択していただけたらと思います。

院長が診療を行っていない

実際には院長が診療を行っていない歯科医院が存在します。診療の代わりに、一般の方向けにたくさんの本を執筆したり、一般歯科医向けのセミナーを開いたり講演を行ったりしているようです。
実際に診療を行っていない先生は治療を頭だけで考えるようになり、実際に診療に従事している先生と話が通じなくなってきます。患者さんと接する機会も少なくなりますので、治療に対する責任感も薄くなりがちです。院長が治療方針を決めて従業員の先生が実際に治療するシステムの医院は、院長もドクターも治療結果に対して責任を感じなくなる傾向になります。

テレビや雑誌で有名な先生の歯科医院だから良い歯科医院だ、というわけではありません。院長が自ら責任を持って治療を行っている歯科医院を選ぶことをおすすめします。

院長の診療有無

一般歯科医向けの講演やセミナーをやたら宣伝している

講演を重ねる先生はとても良い先生が多いです。ですが、中には歯科材料を作る業者さんと結託して、その業者さんの品物が売れるように講演を行う先生がいます。その品物が患者さんの幸せにつながるものであれば問題ありませんが、万人に幸せをもたらすものはこの世にありません。
目安として、「一般歯科の先生方にむけて積極的に矯正治療をしましょう」と言う講演をする先生はこの傾向が大きいです。
特定の装置を推奨するような講演やセミナーを行っているようであれば、注意した方が良いかもしれません。

風俗店紹介のようなギラギラ、チカチカした広告を出している歯科医院

「期間限定で治療費●%OFF!」「キャンペーン中につき●●を無料サービス」などという激安ショップのような派手な歯科広告をご覧になったことがあると思います。医療機関としてふさわしいものとは思えませんが、そのような広告を好んで出している歯科医院があるのも事実です。
ギラギラ、チカチカした自己顕示欲の強い広告を出したがる先生が患者さん本位の治療をしてくれるのかどうか、不安に思います。

派手なキャンペーン広告

自立支援(育成医療・更生医療)指定医療機関について

一定の基準を満たした医療機関でなければ認定を受けることができません。しかし、申請資格を満たし書類申請を行えば受理されます。技術認定は現在まで行われていません。技術認定とリンクした制度に変えていく努力が私たち歯科医師に必要とされています。

【失敗しない矯正治療】治療を始めるにあたって大切なポイントをご紹介します。