- 川端 喜美子
川端 喜美子(かわばた きみこ)
- 2006年 JBO認定歯科矯正医認定
- 1994年 日本大学歯学部卒業
- (医)豊仁会三井病院歯科矯正科在籍(1999年より勤務)
- JBO認定矯正医の取得について
なぜ100症例もの審査を行う「JBO認定歯科矯正医」の資格を取得しようと考えたのですか? - 臨床医であるので、沢山のケースから評価頂ける、矯正科医だけでなく、包括的角度からも評価頂ける
学会は他にないため。 - JBO認定矯正医として患者さんへ伝えたいこと
患者さんへの治療説明の際、何を大事にしているのか、どんなことに注意して伝えるようにしているのかを教えてください。 - 1人1人骨格は違うので、治療方針は一様ではないこと、その骨格に無理のない安定した位置にはを並べなければならない
ので、歯を抜く必要性のある。不正咬合になった原因が機能的な問題であるとき、そこを直さなければ、後戻りすることを理解して頂く。 - 実際に治療を行っていて感じたこと
歯科矯正医として、これまでに嬉しかったことや達成感を感じたことを教えてください。 - 治療することで、患者様の意識が変わり、前向きになる様子をみた時
- 歯科矯正医としてのメッセージ
子供の矯正の開始時期で悩まれる方や、年齢が高くなるにつれて躊躇される方も多いと思いますが、歯科矯正治療を開始する年齢に制限はあると思いますか?もしくは歯科矯正治療を行う年齢についてのお考えを教えてください。 - 不正の状態により開始年齢は異なると思います。早期治療は骨格のパターンによってはやるべきでないこともあります。
高齢者であれば、やることにより補綴治療がスムーズになる場合や現在矯正をやった方がメリットがあると判断した場合 - これからの歯科矯正治療について
歯科矯正治療がもっと一般の方に浸透するには何が必要だと思いますか? - 歯科矯正医による、啓蒙
ガイドラインアンケート調査
以下の設問にお答えください。
質問に回答ができない場合には、無回答にチェックしてください。
なお以下文章中の「抜歯」は基本的に小臼歯抜歯を意味します。(先天欠如歯が存在するため前歯を抜歯した場合や、片顎の小臼歯抜歯も含みます。)
また「非抜歯」は小臼歯非抜歯を意味します。第二、あるいは第三大臼歯のみを抜歯した場合は非抜歯としてください。
掲載日:2011/10/06
第1回:抜歯 非抜歯に関するアンケート(2012年5月時点)

全ての患者さんに非抜歯で矯正治療が可能ですか?
回答:いいえ

1で「いいえ」とお答えになった先生にお聞きします。
将来矯正学が発展、進歩したとしたら、すべての患者さんに非抜歯治療が可能になると可能性はありますか?
回答:いいえ
【回答に対するコメント】
色々な部位の先欠の可能性があるため、移植にて咬合を整える場合は小臼歯を使う確率は高くなると思います。
顎骨にあった歯列形態にするためには抜歯が必要になることもあると考えます。
軟組織の不調和がある場合も抜歯が必要になると思います。

永久歯列期の患者さんに対する矯正治療開始にあたり、抜歯が必要と診断した患者さんの割合(2010年)はどのくらいですか?
回答:30%~60%未満
【回答に対するコメント】
抜歯ケースは50%ぐらいでした。
1st治療にて成長発育を促したケースについてはnon extの確率は高く、3級ケースに関しては大臼歯抜歯を行ないnon extケースとなる場合が多かったです。
顎骨にあった歯列獲得、上下顎の先欠がある場合の移植ケース、軟組織のアンバランスの修正、facialパターンの悪い患者には、抜歯はどうしても必要になると思います。