- 池 元太郎
池 元太郎(いけ げんたろう)
- 2007年 JBO認定歯科矯正医認定
- 1991年 新潟大学歯学部卒業
- 2004年 新潟大学大学院歯学研究科修了
- 池矯正歯科医院在籍(1997年より勤務)
- JBO認定矯正医の取得について
なぜ100症例もの審査を行う「JBO認定歯科矯正医」の資格を取得しようと考えたのですか? - きちんとした第三者によって歯科矯正治療を行うにあたり十分な知識と経験そして技量があることを認めていただくことで、患者さんに安心して歯科矯正治療を受けていただけるように資格を取得しました。
- JBO認定矯正医として患者さんへ伝えたいこと
患者さんへの治療説明の際、何を大事にしているのか、どんなことに注意して伝えるようにしているのかを教えてください。 - 患者さんの相談内容に的確にお答えするため、初診相談時から口腔内審査とX線審査を行い、そのデータをもとに問題点を具体的にわかりやすく説明し、適切な対処方法と治療時期についてご理解いただくようにこころがけています。
- 実際に治療を行っていて感じたこと
歯科矯正医として、これまでに嬉しかったことや達成感を感じたことを教えてください。 - 治療後の診断で歯科矯正治療による変化を説明した時、患者さんから綺麗になってよかったと喜んで頂いた時に喜びを感じます。
- 歯科矯正医としてのメッセージ
子供の矯正の開始時期で悩まれる方や、年齢が高くなるにつれて躊躇される方も多いと思いますが、歯科矯正治療を開始する年齢に制限はあると思いますか?もしくは歯科矯正治療を行う年齢についてのお考えを教えてください。 - 矯正治療の開始時期は早ければ早い方がいいわけではなく、患者さんの歯並びや咬み合わせの状態、成長の進行によって治療に適した時期が異なります。患者さん一人一人に対し治療に適した時期を見極め治療計画を立てることが大切です。
- これからの歯科矯正治療について
歯科矯正治療がもっと一般の方に浸透するには何が必要だと思いますか? - 無理に浸透させるのではなく、一般の方々に安心安全な歯科矯正治療についてご理解いただけるように努力することで、我々矯正治療を専門に行う歯科医師が信頼を得ることが重要だと思います。
ガイドラインアンケート調査
以下の設問にお答えください。
質問に回答ができない場合には、無回答にチェックしてください。
なお以下文章中の「抜歯」は基本的に小臼歯抜歯を意味します。(先天欠如歯が存在するため前歯を抜歯した場合や、片顎の小臼歯抜歯も含みます。)
また「非抜歯」は小臼歯非抜歯を意味します。第二、あるいは第三大臼歯のみを抜歯した場合は非抜歯としてください。
掲載日:2011/10/06
第1回:抜歯 非抜歯に関するアンケート(2012年5月時点)

全ての患者さんに非抜歯で矯正治療が可能ですか?
回答:いいえ
【回答に対するコメント】
日本人の場合、顔面や顎の骨が前後的に短いのが民族の特徴で、そのため歯が並びきらないことが多い。顎を大きくすることは基本的に不可能なので、顎の大きさに合わせて歯の数を少なくし並べ直さなければならないケースが多い。また、上下の顎の前後的な位置関係がずれていることが原因で、奥歯の咬み合わせがずれているケースも多く、この場合咬み合わせを整えるために抜歯が必要になる。

1で「いいえ」とお答えになった先生にお聞きします。
将来矯正学が発展、進歩したとしたら、すべての患者さんに非抜歯治療が可能になると可能性はありますか?
回答:いいえ
【回答に対するコメント】
顎の骨の大きさや上下の顎の形態、位置づけなどの特徴は、遺伝子的に決められていることなので、医学の発展によりそれをかえることは難しいと思われる。仮に可能になったとしても倫理的な問題が生じるのではないだろうか。

永久歯列期の患者さんに対する矯正治療開始にあたり、抜歯が必要と診断した患者さんの割合(2010年)はどのくらいですか?
回答:90%以上
【回答に対するコメント】
抜歯をしなくても治療が可能な方は、ある意味不正の程度が軽度な方だと思います。新潟は非常に歯科医師が過剰な状況なため、矯正専門医以外にも矯正治療を手がけている歯科医院が多いことから、不正の重度な方が矯正専門医に集まる傾向があります。よって、矯正専門医院である当院における非抜歯の患者さんは約1割にすぎませんでした。